何もしない時間に、少しだけ救われた話

今日も特別な予定はありませんでした。

朝起きて、コーヒーを飲んで、ぼんやり窓の外を見る。
時計は進んでいるのに、自分だけ止まっているような感覚になります。

会社にいた頃は、毎日やることが山ほどありました。
忙しい時は「休みたい」と思っていたのに、いざ自由になると、何をしていいのか分からない。

人は勝手なものですね。

掃除をしようと思っても体が動かない。

出かけようと思っても気力が出ない。

でも今日は、そんな自分を責めるのをやめました。

長い間、走り続けてきたのだから、急に元気いっぱいになれなくて当たり前。
今は、止まっている時間にも意味があるのかもしれません。

昼過ぎに、近所を少しだけ散歩しました。
春の空気はやわらかく、道端の花がきれいでした。

たった10分の散歩。
でも家に帰るころには、少しだけ心が軽くなっていました。

大きな目標なんて、まだなくていい。

やりたいことが見つからなくてもいい。

今日は散歩できた。
それだけで十分です。

定年後の生活は、何かを始めることより、
まず自分を取り戻す時間なのかもしれません。

明日も、焦らずいこうと思います。

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